《ルータが思いのほか長期的に「胎内記憶」関係について記憶を保持しており、時々語ってくれるので、「こどもの胎内記憶」という書庫を新設しました。小さいころから語られてきた内容を追うのもまた一興です。》
胎内記憶について話すのはたいてい就寝前です。
先日はこんな感じ。
「ママが14歳くらいのときに、ルータは突然ぽんっ!ってできたの。」
「ぽんって?(笑)どういうこと?どこにぽんってできたの?」
「どこにっていうか、まだそのときは空の上の、雲よりも遠くにいたよ。ルータが生まれるのって、ママが何歳のとき?」
「28歳かな」
「じゃあ、ぽんって『できて』から、14年かけて、ママのお腹に入ったんだね。」
「へぇぇ~~~そうだね。」
「なんかね、空にいるときとかは、時計がないから、どのくらい時間が経っているのかはわからなかった。1日1日がゆっくりだった。前も言ったけど、他のお母さんも見たんだ、でもママがいいと思ったからママに決めた。」
「うん^^」
「あのねぇ・・・・。前に、生まれるの決めるの神様って話したと思うんだけど。その『神様』って、実は・・・あのおばあちゃんなんだよ」
「え、あのおばあちゃん?」
「ママの、死んじゃったおばあちゃん」
「え??そうなの?S子おばあちゃん(昔同居していた、父方祖母)が、『神様』だったの?」
「うん。でね、そのおばあちゃんとは実は会ってるんだよね」
「どこで?」
「うーん、おばあちゃんが死んじゃったときはいつくらい?ルータが生まれる前だったよね」
「ルータが生まれるよりも一年ちょっと前に亡くなったんだよね。というか、無くなってから半年ちょっと後くらいにルータがお腹に入ったって感じかな」
「おお。でね、ルータと会って、(おばあちゃんに)『ルータって名前になるよ。元気に育ってね』って言われた。そして、そのあと別れた。で、生まれてきたってこと」
「へぇぇぇーーーーーーーーーー!!そっか、そっかぁ・・・。なんかすごいなぁ。ルータと会ってたのか、おばあちゃん、そっか・・・ルータが元気に生まれるようにって、祈ってくれてたんだね。(ちょっと泣きそうになりました)」
(中略)
「ユトともお空で会ってたんだっけ」
「うん、ユトとも会ってはいたんだけど、そのときはユトはまだ、小さなたまごみたいなものの中にいたよ」
(中略)
「ルータが生まれたとき、目をつぶってたんだけど、ママが笑ってるのが見えたよ。」
「そうなの?確かに、生まれたー、良かった―、って笑ったと思うよ。目をつぶってても、見えたのかい?」
「うん、心の中で見えたって感じ。赤ちゃんには魔法がかかってるんだよ~~!!大きくなると、だんだん人間っぽくなるんだけどね。」
ルータの話にこれまで出てきた「神様」は私の祖母だったようです。
亡くなった祖母と、これから生まれてくる我が子がお空のどこかで会って、話していたなんて。
つけられる名前や、元気に育ってねというメッセージを受け取って生まれてきたなんて。感慨深い話でした。